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暴かれた弱点③

その体に魔女ケイトの妖しげな媚薬を浴びせられたスペクトルマンは、
その一瞬の不意を突かれて、
キュドラー星人の渾身の一撃で放った催眠麻痺光線をビームランプから注入されてしまった。
スペクトルマンは、動きを封じられ、催眠状態へ陥り、
魔女ケイトによる性戯魔術を施されながら、
媚薬を浴びた体の一部分を性感帯の開発部位へと調教されつつあった。
淫夢の中で、ひたすら快感の絶頂へと誘われていく自らの体の異変に、
かろうじて抵抗するスペクトルマン。
魔女ケイトに精を搾取される前に淫夢から脱出できるのか。
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薄暗い木製の礼拝堂の奥。
粉々に砕け散ったベンチシートや壁紙が散乱して、
天窓とステンドグラスから差し込む沈みゆくわずかな陽光が、埃が漂うのを照らしている。

壁際に直立して微動だにしていないスペクトルマンの下半身の前に、
気の触れた妖しげな女がしゃがみこんでいた。
スペクトルマンのベルトのバックルの直下、
アースカラーのプロテクターの下半身部分、脚の付け根の辺りは、
鋭角なハイレッグカットの切れ込みにデザインされたビキニライン。
そのビキニラインの縁に沿って、隙間から薄く平たい昆布のようなモノが潜り込んでいた。
昆布のようなモノは、植物系とも動物系とも見まがうヌルヌルとした軟体感を見せつけながら、
蔦のように細く、ワカメのように平べったい特徴を見せていた。

その触手こそ、魔女ケイトの変異した指先だった。
スペクトルマンの股間に指を差し込んでいる姿が、遠目にもハッキリ見える。
その近くには異形の化け物が倒れ伏していた。

魔女ケイトは、
自らの秘薬で調合した対スペクトルマン用の媚薬をわずかながらも、
スペクトルマンの胸囲に付着させることに成功した。
ケイトは、スペクトルマンの乳首を最大の鋭敏な感覚に肥大化させて、
魔術に陥れる為の超敏感な性感帯へと変貌させる調教を施しながら、
スペクトルマンの本来の弱点を探って、
彼の精液を自在に搾取できる少年に変えてしまうつもりだった。

スペクトルプロテクターの下でスペクトルマン自身の膨らみが、
次第に大きく膨張しながら、硬直を高めていく様を、
絡め捕った指先で感触として実感するケイト。

『これほどまでに張り詰めてくるとは、
夢の中での体験が素直に受け入れられている証。
さあ、どこを突けば、わたしに逆らえないほどの快楽に堕ちてくれるのかしら?』
魔女ケイトはスペクトルマンのシンボルをスキンスーツの上から片手で覆うように握りながら、
いまだほとばしらない状態に、
焦燥しながら、華奢な肩を、スペクトルマンの股間に割り込ませて、体を使って、
両足をグイと開かせた。
そして、片方の手先をさらに蔦のようにスルスルと伸ばして、
スペクトルマンの股の間を縫うようにして、
蟻の門渡りをしながら、ヒップへと遡っていったその時、
『うっ!!うああぁっ!』と、
スペクトルマンが快感の絶頂に達したような甘い悶絶の声をあげた。
スペクトルマンのシンボルに絡めていたケイトの片方の指にも
硬直した男のシンボルに、湧き上がってくる若く熱いモノを感じた。

『そう。コレだったのか!スペクトルマンの秘部は。
なんだ、なんてことはなかったじゃないか。
このプロテクターの尻の形状が教えていたとはな。
ウフフフ。よーし、ではこの邪魔なプロテクターを何とかしなければいけないわね。』
だが、キュドラー星人の催眠効果が消滅しかかっていた時に、
今の一瞬の快感の迸りで、一気に目覚めたスペクトルマンは、
同時に身体の自由も取戻し、自分の股に手を突っ込んでいる妖女にも気が付いた。

『おっ!な、なにをしてるンだ?!くっ!てやっ!』
腰を払いながら、膝蹴りとハイキックのコンビを繰り出したが、
一瞬早く、ケイトが後方に飛び跳ねた。
『フン。催眠効果もこれまでか。だが、これで十分よ。ほら、スペクトルマンこれはどお?』
スペクトルマンの蹴りの間合いから逃れたが、ケイトの蔦のように変形して伸びた指先は、
いまだスペクトルマンのシンボルに絡みついたままであり、アヌスにもひっついたまま、
それを激しく揉みしだき、こすりだした。

『うあっ!はああぁ~~!こ、これはいったい?
はうっ!力が入らない、
あっ!変身エネルギーを出してしまってる?!な、なんなんだ!なにをしたんだ?』
『フハハハ、そうよ。でもまだ出しきっていないんでしょ?
今度はもっと思い切り、全部出させてあげるわ!
それともかってに漏らしてしまうカラダにしてあげてもいいわよ』

『そ、そんなことができるものか!こんなもので僕を思い通りにできると思うなっ!』
と、堪えながら、スペクトルマンは両手を振りかざして、
思い切りよく、股間にへばりついている魔女の蔦と化した指に打ち下ろした。
『スペクトルスライスっ!!』
ズバッ、ズバッと魔女ケイトの蔦は断ち切られた。
絡みついていたものが無くなり、反動でのけぞって、もんどりうつ魔女ケイト。
急いで、シンボルや尻に入り込んでいた蔦の切れ端を引っ張り、取り除くスペクトルマン。
『どうだ!こうしておまえの触手を断ち切ってやったぞ!今度はおまえと決着だ!こいっ!』
魔女ケイトは、少しあわてながら、身を翻して、
スペクトルマンの間合いをさらに空けながら、物陰へ隠れようと周囲をキョロキョロと探すケイト。
『無駄だ!隠れる場所なんてないぞ!正々堂々と戦うしかないぞっ!』
『むう、、まともに相手をしては分が悪い。
奴の胸に付けた媚薬の効果で
スペクトルマンはわたしに乳首を愛撫されれば抗うことはできないはず。
だが、近づけばわたしが奴の標的になる!う~ン、困ったわ。』
『そっちから来ないならこちらから行くぞ!』そう言うと、静かに歩み寄って来るスペクトルマン。
『バカめ。自ら近寄ってくるとは。好都合よ!』

スペクトルマンは、ケイトを追い込んだ好機とばかりに猛追するべく突進して行く!
『よぅしっ!今があの魔女を倒す絶好のチャンスだ!
イクぞ!スペクトル・スライスで打ち倒すぞ!』
スペクトルマンは両手をクロスさせ、
両腕のグローブのアタッチメントから射出させている銀色の鋭利な刃を、
前方に向けながら、魔女ケイトに正面から斬り込んで行った!

それを一見、まともに受ける姿勢になったケイトだったが、
スペクトルマンがスライスを向けながらあと2メートル手前まで迫った瞬間、
ヒュルヒュルっと、
彼女の左右の腰の辺りから緑色の触手が鞭のようにしなりながら巻き付いてきた。
思いがけず、突然の急襲にかわすことも出来ずにスペクトルマンの脚に絡み付いてきた触手に
足下を取られて、前のめりに倒れそうになるスペクトルマン。
何とか片膝をついて、倒れることは辛うじて防いだが、両足の太股に緑色の蔦のように細く、
しかしワカメのように平べったい!触手に巻きつかれていた。
『お?なんだこれは!』
スペクトルマンは触手をつかんで、スライスで断ち切ろうとしたが、
別の触手がヒュッと飛びついて、スペクトルマンの胸に吸い付いてきた。
そして平たい先端が生物の呼吸のように上下に大きく震動し始めていた。
『うっ!な、なんなんだ、これは?ち、チカラが入らない!』
触手を断ち切ろうとして掴んでいた手がチカラが入らず、
フワっと離してしまう異様な感覚に麻痺されたスペクトルマン。
『アッハッハッハ!自分から飛び込んでくるからそーゆーことになるのよ、スペクトルマン!
その胸にはまだわたしが精製した毒薬の効果が残っているのよ。
薬を浴びたその部分だけ、信じられないような性的快感を感じるようになるわ。
その快感を感じている間は、スペクトルマンはわたしに逆らうことはできないのよ!
もっと感じさせて狂おしいほどの快感を感じる性感帯に調教してあげるわ!
そんな性感帯を開発されて、スペクトルマンの弱点をあばいてあげるわ。フフフ!
快楽の淵に堕ちて、スペクトルマンはわたしに囚われたタダの少年になるのよ。』
『そ、そんなことはさせないっ!』スペクトルマンは懸命に快感に耐えながらも抵抗を試みるが、
もはや甘美な感覚に囚われ、カラダは快感に浸り始めていた。
はるか遠くでケイトの声がこだましているように聴こえていた。
『はうぅ・・・。こんなことって。変身しているはずだが、まるで裸になってしまったようだ。
い、いや、この感じは、スペクトルセットが薄くなっているような感じだ。
こすられているのが感じているんだ!
か、カラダが動かせんっ?この快感のせいなのか?
お、いかんカラダが反応して、勃ってしまって・・・!』
太股に絡み付いていた触手はヒュルヒュルとスペクトルマンのビキニラインに沿って、
入り込みやすい隙間を股間から見つけると、平べったい軟体性の先端をズルっと潜りこませ、
スキンスーツごしに、大きく盛り上がっている箇所に張り付くと、
その盛り上がりの硬さを確かめるように
ネチネチと食らい付くように蠢いていた。
『あっ、ああぁ・・・しまった!』
ついに快感に反応してしまった男性器を捕らわれたピンチに焦燥するスペクトルマン。
『アハハハハハ!またしてもシンボルを捕らえてやったわ。
これでわたしの勝ちよ、スペクトルマン!』

by 753secondunit | 2017-01-24 18:15 | スペクトルマンもの


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